第二次世界大戦後敗戦国となったイタリアでは日本同様に航空機メーカーは民間産業への変換を余儀なくされ、イタリアの航空機メーカーであったピアッジオ社はスクーターの生産を開始した。
価格が安く整備性や実用性に富んだ簡便な乗り物として戦後のイタリアでは経済の復興にも寄与、エンジン音がVespa（蜂）のようでることからベスパと名付けられた。

ベスパの特徴としてスチール製のモノコックボディー、片持ちのフロントサス、エンジンと駆動部が一体となったリヤのスイング部である。
ご紹介するP125Xは1978年に登場しPシリーズの１モデル。
P125Xと同時期にP150X、P200Eもリリースされている。
P150Xは松田優作さんが探偵物語で乗られて居たことで有名。

今回ご紹介するP125Xはノンレストアのオリジナル塗装車両となります。
既に生産から40年以上が経過していますが、かなり良い状態で保存されております。細かな部分では錆等もありますが、違った意味で40年経過した良い雰囲気を醸し出しています。
この車両は現オーナー様が30年前に知り合いから譲って頂いた車両であり、天気の良い日には足として現在も使用しています。エンジンミッション部位には多少のオイル滲みはあるものの、アイドリングや走行に問題は感じることなく快調そのものです。またマニュアルの４速ミッションも何ら問題は御座いません。

【不具合箇所】
・エンジン、ミッション辺りからのオイルの滲み
・メインキーをONにしても鍵が抜けてしまう
・ホイール含め全体的に細かな部分に錆（写真参照）

【オプション部品】
・ステップバンパー
・フロントキャリア

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記事の内容は担当者が1時間程度の取材時間の中でオーナー様と会話し、会話内容を元に制作したものです。現車確認はしておりますが、見落としや主観による相違が発生する可能性があり状態を保証するものではありません。
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