[現車について]
今回ご紹介します車両は、SUZUKI ストリートマジック２（TR-50SD）です。

最高出力　　　　　 7.2ps／6750rpm
最大トルク 0.82kgm／6000rpm
タンク容量　　　　　　6.4L
エンジン　　　　　　 空冷2サイクル単気筒
変速機 Vベルト無段変速
始動方式 ｾﾙﾌ･ｷｯｸ併用
タイヤサイズ F:110/80-12 54J R:120/80-12 54J
車両重量　　　　　　　78kg
車体色　　　　　　　　イエロー
メーカー希望小売価格 　209,000円(当時）

[カスタム内容]

・リアキャリア（社外品）
・純正ホイール塗装

[付属品]

・純正ホイール（車用スタッドレスタイヤ装着）
・GIVI製TOP BOX
・電気式タコメーター
・純正リアキャリア
・純正リアフェンダー（新品）
・グリップガード（汎用品）
・CVTベルト（２本）
・

[機関]
２ストらしい白煙を吹き上げ、セル一発で快調にかかります。
後日、オーナさんがキャブ清掃したら白煙は少なめになったそうです。

[外観]
年式からすると相当に綺麗な車体といえます。
これ系の車両にありがちな転倒傷などはなく、くすんだ感じのイエローのボディカラーは元からこんな感じなのでしょう。
熱が掛かるチャンバー部分は小サビが散見しますが、表面だけで深い腐食はになっていませんでした。
ENKEI製の純正ホイールの塗装も綺麗にリペイントされています。

[総評]
１２インチホイールに高剛性ツインチューブフレーム、ディスクブレーキが付いているのに”スクーター”
若かりし頃ミニバイクレースにどっぷりハマっていた筆者としては、
あの頃にストマジがあったら楽しかったかも！　と妄想してしまいます。
今ではほぼ絶滅した２ストロークエンジンはパワフルで、排気は良い音＆良い匂いです（個人の見解）。
バイクらしい佇まいにスクーターのパワーユニットという画期的？なデザインは、珍車にして名車だと言えます。
エンジン、駆動系のリアセクションが全部スクーターなので、他の車両のパワーユニットにごっそり換装する猛者もいる様です。
カウルに覆われていないので整備性も良いのも利点でしょう。

オーナーさんは付属のスタッドレス（軽自働車用、グリップ力を高めるためにブロックを加工）に交換して、
雪のサーキットで楽しんでいました。
そう言われてみれば、剛性の高いフレームに、後ろすぎない重心。ギアチェンジ不要で両足がフリーになるストマジは
スノーランには最適解かもしれません。（公道での使用は推奨しません）

車輌は北海道札幌市にあります。
個人の為消費税はかかりません