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◆モトグッチアイローネについて
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モトグッチアイローネは、1939年から1957年にかけて製造されたイタリアの250ccバイクです。
エンジンは空冷式水平単気筒OHV、一気筒あたり2つのバルブを備えた4ストロークのエンジンです。フライホイールはアウターフライホイール、エンジンが稼働中は回転します。形が似ているところから「ベーコンスライサー」と呼ばれています。
トランスミッションは4段変速、駆動方式はチェーン駆動です。
アイローネには「ツーリスモ」、「スポーツ」がありました。
「ツーリスモ」と「スポルト」の違いはエンジン、排気量は同じですが圧縮比が「ツーリスモ」の6:1に対して7:1に引き上げられ、バルブ径やスプリング、キャブレターをSSI 25mmになど仕様変更し、馬力を9.5HPから13.5HPにアップ、ギヤ比も変更して最高速は「ツーリスモ」の95Kmから120Kmにアップとなっています。
フロントサスペンションは、倒立のテレスコピック式フォークを採用、油圧ダンパー機能はなく、スプリングにグリスを抵抗のために注入してあるものです。
リヤサスペンションは、トラス構造のスイングアームをエンジン下の黒いシリンダーの中に入ったスプリングで支え、後端にフリクションダンパーが付いています。
1957年の製造中止まで軍用を含め長い間生産されたアイローネはモトグッチを代表するクラシックバイクです。
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◆ご紹介するについて
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今回ご紹介するのは1957年モデルのモトグッチアイローネスポーツです。
ナンバーはありませんが自動車届出済証返納済確認書がありますので、すぐにナンバーを取得できます。
レストアされた個体だと思います。
ホイールは19インチのボラーニのスポークリム、フロントタイヤのパターンはストレートタイプ、リヤタイヤはリブタイプです。ヒューエルタンクは大型タイプで稀少です。リヤブレーキ踵踏み式です。(モデルによっては前踏みタイプもあり)
エキゾーストパイプ特長的な造形ですがオリジナルのマフラーです。
全体を通してオリジナルの状態に近いバイクと言えます。
今までコレクションとして維持してきましたが、そろそろ多くあるバイクの整理に取り掛かる時期にきたそうです。(オーナーさん談)
稀少なバイクを維持で来る方を希望します。
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◆お問い合わせに際して
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バイクの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載バイクは個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
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