● HONDA Monkey　 について

「モンキー」のルーツは遊園地専用の乗り物として作られたモンキーZ100。
1961年10月に開業した「多摩テック」「生駒テック」で子どもはもちろん、大人も楽しめるバイクでした。
　当初は市販計画のなかったモンキーZ100ですが、1962年にフランクフルトショーとロンドンショーに出品するとユニークなスタイルやクルマのトランクに入るサイズから大きな反響があったため、翌1963年からモンキーCZ100として2500台が輸出されたようです。

1967年「初代モンキーZ50M」を国内発売

　モンキーCZ100が欧州で好評を博したことから、一般公道を走行できる次期モデルの開発がスタート。
遊び心と機能性を両立させた初代「モンキーZ50M」が完成します。
小さな車体でも大人が操縦できるようにシートとハンドルは高さを確保。クルマのトランクに積載するため、シートとハンドルを折りたたんでコンパクトにできる設計がされました。
エンジンは、スーパーカブで定評の4ストローク・OHC・単気筒50cc、自動遠心クラッチの3速ミッションにより、簡単な操作で走りを楽しめました。
折りたたんだ状態は、全長1,191mm、全幅355mm、全高650mmを実現しました。

● HONDA Monkey Z50Z　 　について

1969年「モンキーZ50A」発売。
・前後タイヤを5インチから8インチにサイズアップし、フロントにサスペンションを装備。
・ウインカーを標準装備
・シートを厚くして乗り心地を向上。
・前後ブレーキは、ハンドル左右のレバーを操作するシステムに変更（左右のハンドルレバーによる操作は、歴代でもZ50Aのみ）。

1970年、Z50Aをモデルチェンジし、「モンキーZ50Z」発売。
・車に積載時によりコンパクトになるよう、フロントサスペンションから前側を分離できる構造。
・分離時に車体が自立できるようメインスタンドを装備。
・ブレーキ操作は、ハンドルレバーとフットペダル式に再変更。
・スタイリングは、アップマフラーにしたことで精悍さを増した。

1974年の「モンキーZ50J」でリアサスとブロックタイヤを履いたスタイルとなり、以後30年以上にわたってモンキーのスタイルを確立することになります。

よって、今回ご紹介する「モンキーZ50Z」型は一般的にビンテージ・モンキーと呼ばれています。

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● ご紹介するバイクについて

フルノーマル車両です。
アイドリングはビデオでご確認ください。
若干かかりが悪いため、購入後は一度プロショップで見ていただいた方が良いかも、とはオーナーの弁。

ビンテージ・モンキーと言われるクラシックな見栄えです。
リアサスやファットなブロックタイヤといった見慣れたモンキーとは異なるリジッドなスタイルが、「ビンテージ・モンキー」と言われるだけのことはありますね。愛くるしい書体のタンク・ロゴや落ち着いたグリーンの車体がさらにクラシックな佇まいを引き立てています。

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掲載バイクはオーナー個人所有の車両であり、個人売買として掲載しています。
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車両の状態、整備履歴、修復歴など、バイクの杜で裏付けをとったものではありません。
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