今回は往年の名車CB550fourをご紹介致します。
最初に全体の印象から。
とても良い印象です! 不健康なヤレ感など一切感じません。
登録されてから48年間という長い年月を、オーナー様から愛情を注がれながら共に重ねてきた年輪とでも申しましょうか…、歴史の様なものを感じずにはいられない佇まいが醸し出されています。
随所には、さすがに48年と言う年月に伴う使用感はありますが、現代においてレストアされた輝きとは一線を画す、きっちりと磨き込まれた重厚な光が宿っています。
オーナー様によると この車両は2オーナーであるとの事。これは特筆に値します!!
この手の旧車は長い年月の間に複数のオーナーを転々としてヤレて行ってしまう物ですよね。
この年式だと、当時新型車が発売になるたびに価値が下がり、二束三文での売買が当たり前の時期を経験している個体が大多数ではないかと思います。
ましてや人気車種のCB750fourの弟分としてのラインナップ車ですから、この状態で生き残っているのはある意味奇跡ではないでしょうか。
2オーナーで大切にされて来たからこそ この佇まいが維持されてきたのでしょう。
また、現オーナー様によって オイル交換はもとより 節目節目できちんとしたメンテナンスが行われています。
これから旧車ライフを楽しむ上で過去にどんなメンテがされて来たかはとても重要です。
更にまだ25,000km弱の走行距離。
年数は経っていますが過走行にならず、適度な走行距離を保っている事、これも好印象ですね。
寝かせてしまった期間が長いと、走行距離が短いと言っても致命的になりかねません。
以下にざっとこの個体の経歴を記します。(各々明細あり)
1976年:ファーストオーナー様へ新車デリバリー
2013年:13,600kmで現オーナー様購入車検取得
2015年:15,108km 継続車検
2017年:19,400km 継続車検
フロントフォークOH
イグニッションコイル交換
2018年:リアサスペンション交換(YSS製)
ブレーキOH
2019年:車検切れ
2020年:23,500km 車検取得
2021年:キャブレターOH
2022年:クラッチOH
車検切れ
2024年:掲載に伴いバッテリー交換
では各所を見ていきましょう。
まずは外装から。
タンク、サイドカバー共に大きなヘコミや見苦しいキズ等はありませんが、経年から来る若干の退色があり、タンクのエンブレムには一部塗装の欠けがあります。
また、タンクキャップ及び、キャップを開けて見える範囲にサビはありません。
右側のサイドカバーは割れを補修しており、その修理跡が見受けられます。
この辺りは受ける印象の個人差もありますので、画像で判断の上見学時に確認頂きたい箇所です。
前後のメッキフェンダーについては、やはり著しいキズやヘコミはありません。
シートに付きましても綺麗な状態をキープしており、シートベースについてもサビ、腐りはありません。
次にハンドル廻り。
メーターについては文字盤の著しい退色や劣化はありませんが、タコメーターに小さなステッカーが残っています。
オーナー様によれば当時物のステッカーなので何となく残してあったとの事ですが、気になる方は新品のタコメーターをお付けしますので交換して頂ければと思います。
また、インジケーター廻りに一部塗装剥がれがあります。画像もアップしますので見学時にご確認下さい。
そして足廻りです。
汚れの付きやすいスポークホイールですが、オーナー様が小まめに磨かれており、酷い汚れはありません。
ハブやキャリパーの手の入り切らない部分の汚れはわずかにありますが、これも許容の範囲、と言うか十分に手入れされていると思います。
この辺りも是非見学頂き確認下さい。
タイヤの山も十分に残っています。
最大のポイント、エンジン廻りです。
まず目につくのはメッキのショート管です。
若干のキズはありますが、綺麗に手入れされています。
程度の良い純正マフラーをお付けしますのでお好みでご使用下さい。
キャブレターを含んで、全体に綺麗に手入れされておりフィンの欠け等も無く清潔な印象です。
残念な個所として、ヘッドカバーのガスケット部分から僅かですがオイルのにじみがあります。
オイル漏れと言う程ではないので、直ぐすぐの修理は必要ないと思いますが、課題の一つと言えるかもしれません。
サードオーナー様へ引継ぎたいと思います。
エンジン自体はセル一発で始動し、キックでの始動も問題無ありません。
4発らしい綺麗なサウンドを奏でています。
最後に付属の部品についてです。
程度の良い純正マフラーをはじめ、交換前のリアサスペンションや、新品のタコメーター、整備の中で交換したボルト類、サービスマニュアル、パーツリスト等画像に移っている物全てを無料にてお付けします。
さあ、いかがだったでしょうか。
750の陰に隠れ販売台数も少ない希少車で、これだけのコンデションを保ったCB550fourは探してもなかなか出てくるものではありません。
乗って良し、眺めて良しの貴重な一台をどうか皆さんのガレージに加えて下さい。
今回ご紹介のCB550fourは群馬県にございます。
たくさんの方からのお問合せをお待ちしております。
【更新】2024年4月20日
車検取得しました。価格は据え置きます。
このCB550fourの譲渡については個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両は購入に際しては、自動車税のご負担をお願い致します。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、車の個人売買情報サイト「バイクの杜」に掲載されたものです。
バイクの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く、詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2024年3月9日午後1時より、晴天の元、約2時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。