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HONDA ドリームCIII72 1965年式
自賠責 2024年6月 走行 3,764km 備考
長さ 198cm 75cm 高さ 104cm 重量 169kg 排気量 247cc
取材日2023年8月

今回ご紹介するのは、HONDAドリームCIII72です。
HONDA ドリームC72。今回の車両はC72のIII型になります、通称CIII72
1型2型と比較して、幅広く高くなったパイプハンドルに容量を上げるために背の高くなった燃料タンクが特徴です。
「HONDAドリームC72」は、50年代後半に登場したホンダの250cc実用車のC70の後継モデルです。
C70は、欧米の模倣ではなく“日本”を強調したオリジナル・デザインの第一号で、その独特のスタイルから神社仏閣の名で親しまれました。
漆黒のボディーと光り輝くクロームメッキとで統一されたC72は、いかにも旧車。といった雰囲気を漂わせてます。
III型の「CIII72」は、64年よりCB250やCD250が出る67年まで生産されました。
C72は後にCB72へと受け継がれていくこととなります。
主に北米へ輸出された車体はCB72と同じくブルーやレッドが車体色に加わり。
基本的に国内はシングルシート+荷台が標準でセカンドシートはオプション、輸出用がダブルシートのようです。
国内向けにもダブルシートはオプションであったようです。
(当車両はダブルシートになっていて破れや切れは見当たりませんでした。)

空冷2気筒OHC250ccは20ps/8000rpm
ミッションはロータリー式の4速
フロントボトムリンク式サスペンション
1型2型が幅が狭めのプレスハンドルあったのに対して幅が広めのパイプハンドルを採用し乗りやすくなっています。
車体の、ほとんどの部品が金属で造られており、細部まで凝ったデザインは、現代のバイクには無いクラシカルな雰囲気を醸し出します。

この車両には汎用品のキャリアが取り付けられています。
旅好きのオーナーさんに必須のキャリアは、純正品かと思う程の出来栄えで、積載し易いように取り付け位置をシートとツライチになるようにセットされています。
センタースタンドをかける時に助かるアシストグリップもセットされています。
切ったり溶接したりの取り付けではないので、外せば跡が残ったりはしません。
とても良く似合うレッグシールドは他車の流用品ですが違和感は全くないです。
私はオリジナルだと思ってました。
サイドスタンド(希少らしいです)も付いています。
タンクのDreamエンブレムはオリジナルで、細かく入った亀裂がヤレというより味になっているのが素敵です。
タイヤの溝はまだまだ有り、当面交換は必要なさそうです。

付属品として
取扱説明書(オリジナル)
サービスマニュアル整備編(コピー)
サービスマニュアル(コピー)
パーツリスト(コピー)
の4冊が付属します。取説は結構貴重なオリジナルです、
他もコピーとは言え、メンテナンスに役立つ書籍は有難いです。

現在のメーター上の走行距離は3,764km
2015年に、レストア後の走行距離が579kmのメーター表示で現オーナーさんが購入されましたので、3,200km程の走行です。
走る、曲がる、止まるに何の問題も無く快調に走行できます。
現在、燃料コックの位置によっては若干の滲みがあるそうですが軽微です。
自賠責は令和6年6月まで残っていて、そのままお付けします。
名義変更して自賠責ステッカーを貼り直していただければ継続してお使いいただけます。

****取材後記****
「あ!月光仮面のバイクだ!」
すみません。私の第一印象です。ウロ覚えの幼少期の記憶が蘇り、なんとも言えない懐かしさを感じました。
プレス鋼板のフレームやフェンダーなど、漆黒の塗装とメッキパーツはどこを見てもピカピカで、傷や曇りは見当たりません。
重厚感のあるデザインはまさに「寺社仏閣」
フロントとリアのウインカーホルダーまで金属製の非常に凝ったデザインです。
取材時はキック一発で始動し、安定してアイドリングしておりました。

今回、同時出品されているCBM72と同様に、しっかり手が入っており大切にされてきたのが伝わってくる とても好印象の車両でした。
保管されているガレージもオーナさんのDIYによる整理整頓が行き届いた素敵なガレージで、他に所有されている車両はどれもピカピカ。
こういう細やかでマメな方の車両であれば安心して購入できるなぁ。と感じました。
マニアな方が多数存在する車種ですので、私の浅い見識では車両の善し悪しなど語れませんが、後世に引き継ぐべき貴重な車両である事は間違いないですし、乗って、見て、触って楽しむ、オートバイを所有する喜びを味わう最高の一台と言えます。

オーナーさんは他にも複数台お持ちで、乗ってあげる時間もなく、保管場所の都合もあり、旧車の知識や理解のある方にお譲り出来れば、との事です。
日本のオートバイ史の黎明期に燦然と輝く名車を手に入れるチャンス。
ご検討中の方はお急ぎください。末永く大事にしてくれる方からのお問合せお待ちしております。

車輌は北海道札幌市にあります。
個人の為消費税はかかりません


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、バイクの杜で裏づけを取ったものではありません。

SOLD
画像クリックで拡大出来ます
HONDAドリームCIII72
日本の道路事情に合わせアップハンドルを採用
月光仮面のバイク
漆黒とメッキの外装
重厚な神社仏閣スタイル
アルミパーツの質感、デザインも今の車両には無い魅力です。
以前にレストアされておりますが年数が経っており
程良い具合の風合いになっております。
他車流用のレッグシールドは
違和感なくフィット
特徴的なデザインのレンズに曇り割れは無し
キーはこの位置に
HONDAロゴ
 
 
 
 
ミッションはロータリー式の4速
 
 
Dreamエンブレムは純正オリジナル
 
 
 
ウインカーはこちらではなく右にあります
時計の台座は取り外します
フロントウインカーホルダー
金属製です。
リアのウインカーホルダーも
金属製の非常に凝ったデザイン
こだわりの取付位置のキャリア
アシストグリップ
艶やかなマフラーから
HONDAツインサウンド
シリンダーヘッドまで深く刻まれた冷却フィンが美しい
このエンジンは見ているだけでも楽しめます
ゴムステップにも
ヤレや破れはありません
 
 
 
 
鏡のようによく磨かれています
燃料コックに軽微な滲み有り
サイドスタンドは貴重
 
張替え済みシートは破れも無く良い状態
 
 
メンテナンスに役立つ4冊が付属


この車両のお問い合わせは

バイクの杜 北海道
TEL/080-1872-0683(ヤマザキ)

またはEメール↓にて
バイクの杜車両問い合わせ
sy441021@gmail.com

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