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HONDA CBM72 1963年式
車検 自賠責 令和8年6月 走行 34,632km 備考
長さ 200cm 76cm 高さ 104cm 重量 kg 排気量 247cc
取材日2023年8月

今回ご紹介するのは、60年代初期のホンダスーパスポーツバイク、CBM72です。

ホンダドリームCB72スーパースポーツが販売されたのが1961年。
1962年にデビューしたのがCBM72で、CB72をベースに日本の道路事情に合わせアップハンドルを採用し乗りやすさを追求。
空冷2気筒OHCツインキャブ250ccは24ps/9000rpm、1000cc換算で100psの高出力。
ミッションはリターン式の4速、フレームはパイプバックボーン。
リーディング トレーリングの前後ドラムブレーキや、フロントサスのテレスコピックフォークも、当時では最新の本格的な装備でした。
車体の、ほとんどの部品が金属で造られており、細部まで凝ったデザインは、現代のバイクには無いクラシカルな雰囲気を醸し出します。

CBM72には、180度クランクのType-1と、360度クランクのType-2の2種類のエンジンが用意されており、
最高出力は同じ24psですが最高速度に少し差がありました。
この車両は、高速走行向けとされる180度クランクのType-1が搭載されております。
シリンダーヘッドまで深く刻まれた冷却フィンが美しいです。
当車両は前オーナーさんがレストア済みであったものを、10年ほど前に購入されました。

****参考までに、購入時の車両の履歴をご紹介します。****

・エンジンオーバーホール
・フレーム再塗装
・前後フェンダー、サイドカバー再塗装
・ホイールバフ掛け
・シート張り替え
・ミラー新品
・キー及びキーシリンダーはデットストック物の新品(スペア有り)
・エンジンサフェーサー処理済
・タンクに大きな傷、凹みなどは無し
・タイヤ、グリップ、ブレーキワイヤー、クラッチワイヤー、など新品部品に変えられるものは交換済(当時)

 

上記の通り、購入当時からしっかり手の入った車両であったことが伺えます。
現在は、更に現オーナーさんが手を加え、当時よりも綺麗になって不具合も少なくなっています。
年数が経ち、人から人へ渡っていく度に綺麗になり調子が良くなっていくのは、こういう車両ならではのことでしょう。

取材時はキック一発で始動し、安定してアイドリングしておりました。
セルスタートには若干の滑りがあるそうです。
この日はバッテリーが弱っているのでセルは使いませんでしたが、充電すれば問題なく回るのと、予備で新品のバッテリーもつけてくださるそうです。

サイドスタンド(希少らしいです)が付いています。
マフラーの材質が、希少なステンレス製(通常はスチールメッキ)です。

汎用品のキャリアが取り付けられています。
旅好きのオーナーさんに必須のキャリアは、純正品かと思う程の出来栄えで、積載し易いように取り付け位置をシートとフラットになるようにセットされています。

取扱説明書(カラーコピー版)
パーツリスト、フレーム編(コピー)
パーツリスト、エンジン編(コピー)
サービスマニュアル、構造 整備編(コピー)
の4冊が付属します。取説はオリジナルに近い詳細なカラーコピーです、
コピーとは言え、メンテナンスに役立つ書籍は有難いです。

フレームとエンジンのナンバーは番号が離れているので、載せ替えされていると思われます。

現在の走行距離は34,632km
実走であるかは不明ですが、現オーナーさんが所有してからは約3,000km程の走行で、快調にツーリングなどを楽しまれていたそうです。
自賠責は令和8年6月まで残っていて、そのままお付けします。
名義変更して自賠責ステッカーを貼り直していただければ継続してお使いいただけます。

****取材後記****
今回、同時出品されているCV72と同様に、しっかり手が入っており大切にされてきたのがビシビシ伝わってくる非常に好印象の車両でした。
保管されているガレージもオーナさんのDIYによる整理整頓が行き届いた素敵なガレージで、他に所有されている車両はどれもピカピカ。
こういう細やかでマメな方の車両であれば安心して購入できるなぁ。と感じました。
マニアな方が多数存在する車種ですので、私の浅い見識では車両の善し悪しなど語れませんが、後世に引き継ぐべき貴重な車両である事ははっきりとわかりますし、乗って、見て、触って楽しむ、オートバイ本来の喜びを味わうには最高の一台と言えます。
電子制御が当たり前になり、この先EV化も免れないご時世、電化はもちろん、構成部品のほとんどが金属製のオートバイは、この先ますます手に入らなくなるでしょう。

オーナーさんは他にも複数台お持ちで、乗ってあげる時間もなく、保管場所の都合もあり、旧車の知識や理解のある方にお譲り出来れば、との事です。
日本のオートバイ史の黎明期に燦然と輝く名車を手に入れるチャンス。
ご検討中の方はお急ぎください。末永く大事にしてくれる方からのお問合せお待ちしております。

車輌は北海道札幌市にあります。
個人の為消費税はかかりません

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
88万円
画像クリックで拡大出来ます
当時の若者達が憧れたスーパースポーツ ドリームCB72 
日本の道路事情に合わせアップハンドルを採用 
フレームはパイプバックボーン 
 
このエンジンは見ているだけでも楽しめます 
アルミパーツの質感、デザインも今の車両には無い魅力です。 
以前にレストアされておりますが年数が経っており 
程良い具合の風合いになっております。 
 
 
レンズ曇り割れなし 
 
張替え済みシートは破れも無く良い状態 
漆黒とメッキの外装が精悍なイメージ 
 
時計の台座は取り外します 
 
 
 
 
 
ミッションはリターン式の4速 
艶々タンク 
可愛いHONDAロゴ 
ダブルトレーリングのドラムブレーキ 
よく磨かれています 
 
溝はまだまだ有り 
 
サイドスタンドは貴重 
カスタムのアシストグリップ 
 
標準装備されたタコメーター 
 
180度クランクのType-1 
ツインキャブ 
希少なステンレス製マフラー 
シリンダーヘッドまで深く刻まれた冷却フィンが美しい 
 
 
 
ドリームスーパースポーツのプレート 
自在に位置を後退できるステップ 
 
こだわりの取付位置のキャリア 
 
 
 
 
メンテナンスに役立つ4冊が付属 


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sy441021@gmail.com

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