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HONDA CB750 K0 砂型 最初期1100番台 1969年式
車検 返納済証明書 走行 41,431マイル 備考
長さ 219cm 88cm 高さ 115cm 重量 230kg 排気量 736cc
取材日2022年6月21日

今回ご紹介するのは、CB750K0砂型1100番台の現存する超貴重車両であり、もうあと10年は出てこないであろうと、前評判抜群の車両です。誰もが振り向くようなオーラを是非ご堪能下さい。

ホンダがその威信をかけて開発、スポーツバイクといえば英車の独断場であったアメリカ市場で空前の大ヒットを飛ばした1969年式CB750FOUR K0です。
当時、ホンダは2気筒車の売れ行きが苦戦する中、トライアンフが3気筒、750CCのバイク(トライデント)を開発しているという情報を入手、それならば、ということで4気筒のバイクの開発に着手、出力は当時のハーレーダビッドソンが1200CCで66馬力だったこともあって1馬力アップの67馬力を目指したそうです。
当初はエンジン、クランクケースを砂型で製造し手間がかかった結果、人気を博したにもかかわらず日産25台が限界、約7400台を製造した後の1969年9月には完全量産のアルミダイキャスト製にとって代わることとなりました。
今回の1969年式CB750FOUR K0は7400台中の1,100番台の車体番号を与えられた、最初期型の砂型クランクケースを搭載した1台です。
現車はアメリカ、フロリダから逆輸入されたものですが、現オーナー様で3人目のオーナー様となりますが、前のオーナー様は21年間所有され敢えてレストアは施さなかったそうです。とても状態がよく、レストアするのがもったいないからというのが理由だそうですが、アメリカではレストアされた美しい状態の旧車より、刻んだ歴史そのままを体現したような車両が好まれるのも理由の一つではないかと推測できます。
今回、オーナー様の駐車スペースについてのご事情で惜譲するに至りましたが、後に世界のバイクの当たり前となった量産型4気筒車の源流ともいえる1台、走る歴史ともいえるこの1台を次なるオーナー様に大切にして頂きたいというのが、現オーナー様の願いです。現状販売ですので現車確認を歓迎します。
オーナー様は多忙な方ですので、恐縮ですが、購入意思をお持ちの方に限らせて頂きます。冷やかしはお控えください。皆さまのお問い合わせをお待ちしております。

外観印象
当時の英車の影響を強く受けたスタイルに堂々とした4気筒OHCエンジンが鎮座するスタイルは繊細さと豪快さが同居するような、現代のバイクには決してない美しいラインを描いています。先述したように全体的に歳月を経た「ヤレ感」がありますがこれがまた格好良い。色々を経験しながら丁寧に良い歳のとり方をした紳士そのもの。それ自体がレストアを施されずに快調だった証ともいえるでしょう。またタンクは所謂「しわタンク」、シートは初期型の証である「赤スポンジ」等々、遺産と言える多くのパーツが最初期型であることを示しています。
シートカバーの補修痕や浮き出た錆も若干ありますが、表面だけであることは確認できますし、メッキ類は褪せることない輝きを放っています。それこそが奇跡です!!

機関について
エンジンはバッテリーが外されています。取材時に始動確認はしませんでしたが、後日動画をお撮り頂きました。キャブレター等もしっかりと調整がなされ、ふけ上がりは素晴らしく全く問題なさそうです。
また前後ブレーキも正常に作動、ハーネス類、ケーブル類も状態が良く、タイヤもほぼ新品が装着されています。またタンク内も錆は全く見受けられません。
尚、大きな特徴である4本マフラーについては左側2本のエンド部分に穴が開いています。補修するか否かは次のオーナー様のご判断となりますが、このまま良い音を大切に…。

現車は東京都世田谷区にあります。

お問い合わせについて
「バイクの杜」は広告代理店です。掲載バイクは個人所有の物でオーナー様より依頼を受け、取材の後掲載しています。
記事内容は担当者がオーナー様にインタビューし、その内容と併せ外観、その他の印象を基に主観で書いている事をご了承ください。実際に購入検討をされ見学頂いた時の印象、整備履歴、修復歴等を保証するものではありません。
また、自動車税は日割りでの清算をお願いしています。
掲載内容に関してのご質問や現社確認のお申し込みはこのページ下よりご連絡ください。

SOLD
画像クリックで拡大出来ます
流麗なデザイン。
 
 
マフラーの穴が確認できます。
 
 
走行41,431マイル
 
美しいラインを描くタンク。
 
しわタンク。錆は見当たりません。
 
補修痕がありますが、全体に綺麗なシート。
 
 
 
量産バイク初のディスクブレーキ。
ほぼ新品のタイヤ
 
 
千百番台の車体番号。
 
 
擦れのあるサイドカバー。
ドライサンプ故のオイルタンク、カバー。
 
 
マフラーの穴。
 
 
 
 
砂型鋳造のクランクケース。
 
 
錆がありますが表面のみです。
 
 
 
スイッチ類もキレイ。
 
 
 
 
通称赤スポンジ。
 
 
 
 
 


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