走行　2,500km　ワンオーナー車
水冷2サイクル90度V型2気筒
始動方式　　　　キック式　
内径×工程　　　56.0mm×50.6mm
圧縮比　　　　　7.0
最高出力　　　　45PS/9500rpm
ミッション　　　6段リターン式
タンク容量　　　19リットル
パワーウエイトレシオ　　3.2Kg/PS

NS250F／Rは、'83年度ロードレース世界GP500のチャンピオンレーサーホンダNS500での技術を多々投入して開発したもので、当時のレーサーＲＳ250Ｒと同時に開発が進められた。

NS250Fはスチールフレームのネイキッド、NS250Rはアルミ製フレームにフルフェアリング装備としている。

　エンジンは、V型の狭み角度90度に設定し一次振動を低減し、シリンダーにニッケル素地にシリコン・カーバイド粒子を分散した皮膜でコーティティングしたNSシリンダーを採用。ピストン（アルミ製）と同素材の軽量で非常に優れたアルミ一体成形シリンダーを実現した。

　また　ATACという自動トルク増幅排気機構で電気的に排気容積を変化させ、効果的な排気脈動が得られる機構を採用。

これらにより高回転・高出力（最高出 力45PS／9，500rpm、最大トルク3．6kg−m／8，500rpm）を発揮していた。

 

コンピュータ解析により軽量・高剛性の角型断面パイプのダブルクレー ドルフレームアルミを採用しサスペンションは、前輪 に荷重調整が可能なエアアシスト・サスペンション＋アンチダイブ機構TRACを装備、後輪は多段階の荷重調整が可能なプロリンクサスペンションを装備。

またブレーキは前輪ダブル、後輪シングルのセミメタルパッドとデュアルピストン・キャリパー を装備したディスクブレーキを採用。ホイールは前輪16インチ、後輪17インチのオールアル ミ製でRタイプは同時発売のNS250Fより充実した装備 としている。

当時、250ccクラスの勢力が2サイクルへと移っていた時代で、ホンダはＭＶＸ250Ｆを発売後、ＲＧ250γ、ＫＲ250等のライバルが出現し、それに対抗するカタチでレーサーＲＳ250Ｒの技術を盛り込み、当時価格が539,000円という、ＣＢＲ400Ｆと同じ価格で発売された。

　これはＲＧ250γの460，000円やＫＲ250の498，000円に比べ高額であった。

 

今回ご紹介するNS250Rは、発売当時1984年、東京に住まわれていて都内で新車を購入なされました。　

しかし仕事が多忙の為　殆ど乗る機会に恵まれず走行距離は増えず、都内での走行距離は1000ｋｍ程で、その後1986年には実家の秋田へ戻られ、ナンバーを秋田ナンバーに変更し車庫でシートを被せ保管していました。(総走行距離約2200ｋｍ）

　2008年に公道復帰の為、地元の修理工場へ依頼し、フロント＆リアタイヤ交換、バッテリー交換、キャブのオーバーホール、オイル交換を行い快調となりました。

その後の走行距離約　181km

　2022年燃料タンクのコックの漏れが有り燃料コック＆パッキン交換

ストレーナーまでの燃料ホース交換、プラグ、バッテリー交換を行い、現在快調です。

フロントフォークシールに若干オイルにじみが見受けられます。

 

付属品として、シングルシートカウルと純正のレーシングスタンドが有ります。

オーナーズマニュアルと車載工具はありません。

2ストオイルはホンダ純正を常時使用しています。

車輌は秋田県にあります。

現在も状態維持の為、近距離乗りは行っているため走行距離は増える場合があります。