Ducati Scrambler　/　ドゥカティ スクランブラー　シリーズについて

　スクランブラーはイタリア・ドゥカティが1962年から1974年まで販売していた単気筒のシリーズ。
　もともとはアメリカ市場向けに開発されたもので、スタートは1962年。初代モデルは1968年まで改良が重ねられ、通称��ナローケーススクランブラー�≠ﾆ呼ばれています。
　その後、1968年に��ワイドケース�＜Gンジンを搭載した、２世代目のスクランブラーが登場。250、350、続いて1964年に450が発売されます。70 年代には、デスモドロミック機構を搭載するモデルも存在したものの、1974年の最終モデルを持って、一旦幕を降ろすこととなりました。
　1970年代、このスクランブラーシリーズは、クラシックとモダン、２つのスタイルを融合したファッショナブルなスタイルが人気を博し、新たなモーターサイクルムーブメントを生んだ、と言われています。ドゥカティ自らも、「アメリカとヨーロッパのモーターサイクル文化を巧みに融合して、ライダーから熱狂的な支持を集めた」とコメントしています。
　もちろん、傑出したフレーム性能、専用設計されたエンジンがスクランブラーの価値を高めたのは言うまでもなく、優れた車体バランスとライディングポジションにより、乗って楽しいモデルであったことも人気を博した理由でしょう。
　1974年の終了からおよそ40年ぶりとなる2015年、スクランブラーの名を冠した第３世代が復活しています。

　今回ご紹介するのは、２世代目の1974年/最終モデルのスクランブラーです。

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ご紹介するバイクについて

Ducati 450 Scrambler 1974　/　ドゥカティ 450 スクランブラー 1974年

1974年の最終型スクランブラー。オーナーが購入した時は欠品が多かったため、多くの部品交換やO/H、メンテナンスを施しつつ、カスタムが施された車両です。スクランブラーと言えばアップハンドルですが、セパハンと砲弾型ヘッドライト、そして70年代らしいカラーリングによって、オールド・スクランブラー＋ストリートといった雰囲気のスタイリッシュなバイクに仕上がっています。
「センタースタンドとサイドスタンド、どちらもついているのがこのスクランブラーの特徴」「ディーラー車だが残念ながら書類がない」とのオーナーコメント。
　エンジンO/H後、1000kmほど走行されています。

・ハンドルはセパハンタイプに交換
・ヘッドライトはAPRILIA の砲弾型に交換
・メーター新品交換
・タイヤ新品交換
・スポーク新品交換（ホイールはポリッシュ、サンドブラスト）
・ブレーキドラムは前後ともバフ掛け、ブラスト、ベアリング交換
・F/Rともスプロケット交換
・チェーン新品交換
・ウィンカー新品交換
・Rショックはマルゾッキ製のタンク別体型に交換
・マフラーはスーパートラップに交換
・タンク、フェンダーは塗装済み
・シートは前部にクラックがあったため、ヨットの帆を補修するテープで補修

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