Ducati 250 Silver Desmo　/　ドゥカティ 250 シルバーデスモ　について

　1950年代から70年代にかけて発売された、シングル・ドゥカティと言われる単気筒モデル。
　世界一美しい単気筒エンジンとも、その見た目からドクロエンジンとも、言われているようです。
　ワイドケースエンジンにデスモドロミック機構を搭載したモデルで、排気量は250、350、450ccの3タイプ。ちなみにデスモドロミック機構とは、４ストロークエンジンのカムシャフトによる吸排気バルブ制御を、一般的なバルブスプリングではなく、機械式（強制開閉バルブシステム）にすることで、高回転域でも安定的なバルブ駆動が可能になるというシステムとされ、元はレース用として、市販車としては1956年のマーク�Vシリーズで初めて採用されました。現在でも採用するのはドゥカティのみであり、ドゥカティの代名詞的機構と言われています。
　
　WEB上でもイエローデスモはちらほらと見かけますが、シルバーデスモはなかなか見かけません。
　オーナー曰く、「シルバーデスモ（ショットガン）のタンクはFRP製だが、当時のアメリカの規制により、その後発売されたイエローデスモからは鉄製タンクとなった」「（シルバーは）生産数も100台ほど」とのこと。こんなエピソードからも、シルバーデスモの希少性が伝わってきますね。

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ご紹介するバイクについて

Ducati 250 Silver Desmo　/　ドゥカティ 250 シルバーデスモ　1971年式

　世界的にも希少なシルバーデスモのご紹介です。
　オーナー自らオーストラリアのショップまで出向き、購入、輸入した貴重なバイクで、オーナー曰く「99％フルオリジナルのシルバーデスモ」。
　シルバーでありながらゴールドにも見える、艶かしくも煌びやかなラメフレーク塗装が、より希少なバイクであることを主張しているかのようです。
　50年以上前のフルオリジナル、とは思えないほど綺麗な状態が保たれています。
　VEGLIA 製ホワイトレーシング・タコメーターに、スピードメーターが埋め込まれたAPRILIA製ヘッドライトといったメーター周りの雰囲気も抜群。
　フレームやエンジン、マフラーなど金属部分もとても綺麗で、シートも張り替えられていない、とのこと。部分的に年式なりの経年変化が見られる箇所もありますが、オリジナルである証です。
　車体番号もあります。
　車両ご購入の際は、バッテリーやオイルなど交換された上でお引き渡しとなります。

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